「トータルメンテナンス」の特長は、原料のアクリル酸の製造から製品までの一貫生産による高品質な製品と当組合員による責任施工です。防水の性能を高めるには的確な施工が必要です。しかし、屋根は防水業者で外壁は塗装業者となることが一般的で、違う施工者が工事をした上に使用する材料のメーカーも異なると、両者の取り合いで責任が不明確になり、そこに瑕疵が発生することがあります。「トータルメンテナンス」が責任施工体制を採っているのは、その防止と工事の信頼性を高めます。
また、東亞合成製品の最大の特長は防水の命であるひび割れ追従性が優れていることです。同社では過去30年以上にわたり、実物件の経年調査を行い、気候風土の異なる全国各地で施工した製品でそのデータを蓄積してきました。それによりアクリルゴム系塗膜は、15年間以上の安定した防水性能が得られることが実証されています。
通常、建物のメンテナンスは、屋根と外壁の改修のタイミングがずれて、その都度、工事のために足場やネットなどのコストが発生します。一方、「トータルメンテナンス」は、同一材料メーカーで同一業者が施工するため、大規模修繕工事で屋根と外壁を同じタイミングで改修工事することが可能となり、耐久性とメンテナンス性の高さは改修時期を合わせることができるため、建物のライフサイクルコスト軽減にもつながります。
コンクリートの劣化は気温や周辺環境によっても左右されため、北海道から沖縄まで、各地域の大学や研究機関と、凍害、塩害、中性化対策などの共同研究を行っているため、製品性能の裏付けを各地で確認しています。